とりあえず、書き連ねていくブログ

日々のこととか本の感想とか。

【本の感想 No5】読書について

毎週日曜日更新となりつつある、本の感想を書きます。

【タイトルなど】

読書について(ショウペンハウエル著/岩波文庫

読書について 他二篇 (岩波文庫)

読書について 他二篇 (岩波文庫)

 

 

【購入場所など】

実家近くの中型書店にて、2015年3月頃購入。

岩波文庫だけど、この厚さなら読めるんじゃね?」

というかなり微妙な動機で購入した記憶があります。

 

【感想など】※あくまでも感想です。

今回は(いままでもありましたが)読んだ直後に感想を書いているわけではなく、

読後当時の感想を思い出しながら書いていきます。

なんせ4年前ですから。

ですが、そんな前にも関わらず今でも覚えていることがありますので、

そのあたりを中心に書ければと思います。

 

当時「とにかくいろいろ本を読みたい」と手当たり次第貪り読んでいた頃で、

モチベーションを高めるためにも「読書の効能」について書かれた本を

よく読んでいました。

以前書いたこちらもその一環で出会った本です。)

 

そんな私に対して、がつんと苦言を呈してくれた本となったのが本書です。

現在手元に本がありませんので、詳細な内容は覚えていないのですが、

確か「本を読むということは書いた人の思考をなぞるだけであるため、

大量に書物を読むだけでいい気になっている人は自分で考える力が

なくなっていくよー」

といったような内容でした。(違ったらごめんなさい。。)

 

読んでいて、マジか!と思いました。

私は漠然と「本を読むといい」としか思っていませんでしたので、

読めば読むほどいいんだと思って貪り読んでいました。

ですので「ただ大量に読んでいることは他人の思考をなぞっているだけ」

といった内容に衝撃を受けました。

 

なるほど、確かにそうですよね。

本を読んで内容を理解しても、そこまではその本の著者が考えたことであり、

読んだ自分に何か起きたわけではない。

そこから(読書を通じて)「何を考えたか」が大事なのだな

ということに気づかされました。

 

ただ、4年前に気づかされたはずなのに、

今でも読むことだけにどこか価値を置いてしまっている自分がいます。

なのでいまだに拾い読み(=自分に必要なところだけを読む)ができず、

全部通して読むことが読了だという感覚が根付いています・・。

 

こうやってブログで定期的に本の感想を書くと先月から決めて以降、

少しは今まで読んだ本や、今読んでいる本を通じて「自分は何を思うか」を

考えるよう意識するようにはなりました。

ですので、今後も自分はどう読んで考えたか、ということを

拙い文章ながらもアウトプットできるようになっていけたらなと思っています。

 

そして、実家から引っ張り出して本書を再読してみたいと思います。

 

それでは。